道具と技法

 

一般的な道具

○必要な道具

裁ちバサミ、手芸バサミ、糸切りバサミ、方眼定規、へら、縫い針、まち針

○あると便利な道具

キルト用カッティングボード、リッパー、チャコペン、クリップ 、目打ち、指ぬき

裁ちバサミ

手芸用の裁ちバサミとして一番使いやすいサイズは、26cmか24cmです。 女性の手に馴染みやすく特に手の小さい方は、小ぶりの24cmがお薦めです。

*布以外のものを切ると切れ味が悪くなりますので布専用でご用意されるとよいでしょう。

手芸バサミ

縫い代の切り落としや細かい作業に使います。先端部分があまり鋭くなく刃の長さが4cm前後のものが使いやすいでしょう。
また握り部分が大きめの方が長時間の作業にも疲れません。

糸切りバサミ

糸切りバサミは 握りバサミ・文化バサミと言われるものが一般的ですが、切れ味のいいハサミであれば特に形にこだわる必要はありません。

方眼定規

縫い代を計ったり布の地の目を揃えたりするのに方眼入りがお薦めです。
小回りのきく15cm位の長さのものと30cmくらいのものを2本用意しておくと便利です。

またパッチワーク用の、方眼に斜めの線が入ったものや布の色に影響されない半透明のものも便利です。

縫い針

和裁用のきぬ針と洋裁用のメリケン針がありますが、ポジャギに適した縫い針については道具と技法の「針と糸」をご覧ください。

まち針

布地を傷めない細めのタイプで、長さが少し長いものが便利です。
こうもりを作る際の巻きとりの芯にしたりする場合は、4cm〜4.5cm位の長さものが重宝します。

へら

ポジャギでは 印つけや折り目をつけるのに頻繁にへらを使います。
和裁用の幅が細い絹べらや幅の広い江戸べら、パッチワーク用のへらなどがありますが、柄の部分に厚みのあるものが力が要らず作業も楽です。

キルト用カッティングボード

パッチワーク用のカッティングボードが便利ですが、必ずしも購入の必要はありません。手近な材料できますので手作りしてもよいでしょう。

(作り方は、版画板に厚手のフェルトを置き、片面を綿の布でくるんで布端を接着し、好みで裏面に紙やすりかカッティングマットを接着すれば完成です)

リッパー

広範囲の縫い直しや縫い間違いをやり直す時に、布を傷めずに糸だけを切ることが出来ます。
リッパーの先端に保護用の小さな玉のついているものが安心して使えます。

クリップ

長い縫い目を縫うときにマチ針の代わりに使うと便利です。止めたい用途に応じて大小あると重宝します。

チャコペン

へらでつけにくい部分の印つけに便利です。布によっては印の跡が残ってしまうことがありますので、時間が経つと消えるタイプやアイロンで消えるタイプのものを選ぶとよいでしょう。

目打ち

糸の縫い目を解いたりへらの代わりに印つけとして使えます。へらの代用にする場合は布を傷めないよう少し寝かせぎみ使います。

指ぬき

指ぬきは未使用派も多いので無くても大丈夫ですが、使い慣れると針使いがスムーズになります。厚手の麻やモシなどを使ったポジャギには皮製を、薄絹にはゴム製を、と布の厚みによって使いわけるとよいでしょう。針山の糸引きなどで針が抜けないときにはゴム製の指ぬきが便利です。

go to top fo this page